モトチャンプ 2014年7月号 ㈱三栄書房

V-JET304e PVS
×
シグナスX

モトチャンプ 2014年7月号 ㈱三栄書房 ギャラリー

コメント

■掲載記事本文
マフラー交換の目的のひとつにドレスアップもあげられる。サウンドが変化するのと同時に見た目も一新できて楽しみが増えるのだ。そんなつけて楽しいマフラーを次々とリリースするのがNRマジック。同社のマフラーにはPVSという特許構造の独自の機構が採られていて、性能アップにも大きく貢献している。この構造は、マフラー内部に設けられたPVS(パワーバルブシステム)が、エンジン回転に見合った排気圧力を自動制御するというもの。廃棄圧力に対してリードバルブのような弁の開閉具合で排気効率が変化するのだ。他にも燃費効率も上がったり、音量も抑える効果もある。今回は機構を取り入れたシグナスX用V-JET304e PVSをテストしてみた。

フランジからエキパイ、サイレンサーに至るまで国産のステンレスSUS304材を使用。サイレンサーは350mm×Φ110という迫力あるサイズで、テールエンド部にも同社独自の3JETという効率的な排気を促す排気口システムを採用。近接騒音値80dBとかなり静かで、オプションでOASISキャタライザー(3240円)を内蔵することが可能なのもうれしい。

セッテイングは特に不要で、そのまま走ることができるお手軽さも良い。エンジンを掛けてまず気に入ったのが、ノーマルよりも低音域の効いた排気音、この心地よい音色がアクセルを開ける楽しみにもなるんだよね。そして走りだしてみるとトルクが厚くなって、低速域からのパワーフィールがアップ。加速時のエンジン回転もちょいと上昇して、ごきげんな加速をしていく。そのままエンジン回転数が落ちることなく力強さがまして高速域までスムーズに変速していった。出力特性はノーマルのパワーカーブをそのまま全体的に割増した感じで、低速から高速までのパワーバランスが良かったな。
(キッシー岸田)

HOT-EX YouTube動画

シグナスX ノーマルマフラー装着 2:50~

       V-JET304e PVS装着 3:00~