V-JET GROM
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GROM
■掲載記事本文
巷で話題の「グロム」にパワーアップの他にも温室やドレスアップ性にとことんこだわったマフラーが登場。しかも老舗メーカーとして知られるNRマジック製だというのだから、気になるじゃないですか。
NRマジックといえばアイデアに富んだ製品作りが自慢で、今回のマフラーにも採用されているトリプルジェットサイクロン排気システムもそのひとつ。この構造の狙いは渦巻状に排気を促すことで効率的な排気の流れを実現。
これによって低速から高速域までのトルクフルな走りと、今までにない重低音が手に入るというワケ。実際に乗ってみると、エンジン音がとても静か。ノーマルとさほど変わらなくてビックリだ。走りの方もかなり元気に変身。スロットルの開けはじめのトルクの増加も感じ取れるが、5000rpmからの加速も良く高回転までつながっているね。グロムは4速ミッションだけど、ここまでトルクで走ってくれるなら5速目もほしくなってしまうよ。
素材は、オールステンレスで腐食にも強く、ピッカピカの仕上がり。僕は見た目だけでももうひとめ惚れ。またグロムのノーマルのエキパイはリアショックの脇を通過しているため少し取り付けが難しいのだが、このマフラーはそこに中間パイプを設けているので取り付けが容易なのも好印象。このV-JETグロムには二種類のラインナップがあり、今回テストしたSTDモデルの他に、パワーバブルシステム(PVS)を採用したモデルも用意。PVSとは高回転時にマフラー内部の弁を開放することによって、抜けが良くなり、低回転時には弁を閉じ気味にすることによりマフラー内部の容積を減らしトルクが出るという構造を採用した上級モデル。リーズナブルに楽しみたいなら、V-JETグロム、性能重視ならV-JETグロムPVSと目的によって選ぶのもいいだろうね。 (ソードー)